親知らずの抜歯
~親知らずの特徴~
智歯(ちし)・第3大臼歯とも呼ばれています。
歯列の正中から数えて8番目、一番奥に生えてくる歯です。
生えるのは通常18歳~30歳くらいまでの間。
日本人では約20%、5人に1人は下の親知らずが傾いて手前の歯にひっかかったり、水平に埋まったりしています。
~親知らずは清掃不良になりやすい?!~
真っ直ぐ生えていて、上下で咬んで清掃状態も良ければ全く問題ありません。
傾いていたり、一番奥に生えている歯は見えにくく、清掃器具が届きにくいのでプラークが残りやすくなります。結果、親知らずだけでなく近隣の歯も ・ ・ ・
虫歯 ・ 歯周病
良く耳にする『親知らずが腫れた』状態を、智歯周囲炎(ちししゅういえん)といいます。親知らずの周囲の歯肉が腫れる
口が開きにくい
痛みや膿が出る
炎症の強い時期は麻酔が効かない為、抜歯はできません。
処方薬で炎症が引くのを待ち、治まってから抜歯します。
↓
抗生物質(化膿止め)や消炎鎮痛剤(痛み止め)等を処方します。
※元々薬剤アレルギーがある方は、炎症が出る前、早めに親知らずの抜歯をお勧めします。
~親知らずの抜歯のリスク~
親知らずの抜歯は上下とも若干のリスクを伴う場合があります。
~親知らずの抜歯の時間~
真っ直ぐ生えていて、根もコーン状でひっかかりが無い場合、抜歯に時間はかかりません。
親知らずが水平に埋まっていたり、斜めに生えている場合は30分~1時間程度時間がかかります。