いとう歯科クリニック

〒323-0812    
栃木県小山市土塔236-16
℡ 0285-31-4182  (さぁ!一番良い歯に)

診療時間 9時00分~13時00分 14時30分~18時30分


休診:木曜日・日曜日・祝祭日(祝祭日のある週は木曜も診療します)

DSRの導入

インプラント治療を希望される患者様の中には、インプラントを埋入したい部位に骨が不足している方がおられます。高さ、幅、質だけでなく血管や神経の位置も問題となります。

以前であればこうした患者様にはインプラントは出来ないという事で入れ歯を使わざるをえませんでした。しかし近年では、いくつか骨を造成する方法が用いられる様になりました。


その一つであるソケットリフトですが、上顎奥歯の更に上、上顎骨(じょうがくこつ)の中には上顎洞(じょうがくどう)と呼ばれる鼻粘膜につながった空洞があり、骨の厚みが不足するとインプラントを埋めたときに、上顎洞へインプラントが突き抜けてしまいます。
突き抜けてしまった場合、インプラントの除去が必要なだけでなく上顎洞炎、副鼻腔炎、いわゆる蓄膿症等の消炎処置を行う必要が出てきます。
上顎洞までの骨の厚みの少ないケースでは、インプラント埋入時に削った穴から、上顎洞の底の粘膜を持ち上げて、骨の粘膜の隙間に人工的に骨を造成して厚みを設け、インプラントが埋入できるだけの高さを確保する方法が採られました。この方法をソケットリフトといいます。


従来このソケットリフトは上顎洞底まで残り1mm程度まで削った後、オステオトームとよばれる器具でコンコンと槌打して残りの骨を上顎洞内に粘膜ごと押し上げるという職人技でした。しかしこの方法は槌打する衝撃で患者様が目眩を起こしたり、場合により上顎洞の粘膜が破れたり、歯槽骨を骨折したり、填塞した人工骨が散らばったりして不成功に終わるケースもありました。

今回DSRと呼ばれるシステムを導入し、ゆっくりと安全に衝撃のないように上顎洞粘膜を拳上する方法が可能となりました。
手術を受ける患者様の身体的、精神的負担の軽減と、別治療(サイナスリフト等)と比較して治療費用の抑制が可能となりました。


DSRの手技はメーカーであるプラトンジャパンのHPに記載されています。判りやすい図がありますのでご覧下さい。

当院ではソケットリフト治療にはこのDSRを使用しております。
この治療は下顎には行いません。また上顎奥歯でも極めて厚みの薄い場合は初期固定が出来ない為原則として適応外となります。この場合はいわゆるサイナスリフトを行います。
顎堤に骨を設ける方法はGBR、スプリットクレスト、リッジエキスパンジョン、仮骨延長法など別な処置が必要となります。詳しくはお尋ね下さい。